必見!ダイエットや運動をさぼってしまった際の【罪悪感】への対処法
ダイエットは長期戦です。
いくらやる気はあっても、ついスイーツの誘惑にくじけてしまったり、寝坊して予定していた運動をできなくなることもあるでしょう。
そんなとき、あなたは
もうだめだ…やっぱり私に痩せるなんて無理なんだ
と必要以上に自分を責めたり、落ち込んでしまってはいないでしょうか?
責任感や使命感が強いのはときにいいことですが、ダイエットという習慣の継続においてはときに障害となります。
ここでは、自分からのプレッシャーにつぶされがちな頑張りすぎるあなたにおすすめの、【罪悪感への対処法】をご紹介します!
- 【結論】1回や2回さぼっても習慣は途切れない。足を引っ張っているのはその「自己嫌悪」の感情だ
- 【まとめ】「セルフ・コンパッション」で新しいことに挑戦する自分の受け入れ方を身につければ、ちょっとのさぼりも怖くない
【結論】1回や2回さぼっても習慣は途切れない。足を引っ張っているのはその「自己嫌悪」の感情だ
ひとつ、知っておいてほしいことがあります。
あなたがダイエットという習慣作りに失敗して、ダイエットが途切れてしまうのは、さぼってしまったその日ではないということです。
人間の習慣については国内外問わず、様々な研究者が調べています。
そしてそれらの研究の結果、1日や2日さぼっても、それで習慣が途切れてしまうわけではないことがわかっているのです。
では、なぜ私たちはせっかくやる気をもって臨んだダイエットの習慣化に失敗するのでしょうか。
その失敗の犯人は、あなたの「自己嫌悪」の感情です。
1日さぼってしまったときに自分を責めたり、自己嫌悪に陥ることが習慣を途切れさせることになると、多くの著名人が語っています。
誰もが知っている名前を挙げるならば、メンタリストDaiGoさんもそのひとりです。
私が読んだ本の中で特に勉強になった本をご紹介しておきます。
習慣化の過程で「自分に厳しい」と失敗する
ダイエットに限らず、何かに失敗したときに、私たちは何が原因かを振り返ります。
同じ失敗を繰り返さないよう考え、もう一度チャレンジすることが多いでしょう。
たとえば、ミスを上司に指摘されたなら、「なぜミスしたのか」を考えます。
そうして、「時間がなくて、成果物を確認もせずに提出してしまった」という事実に気付いたとしましょう。となれば、あなたは
「余裕をもったスケジュールで取り組もう」
「必ず自分で最後の確認をしてから、上司に提出しよう」
などと、目標を立てます。
しかし、この目標ではおそらく次回も同じようなミスをしてしまうでしょう。
ここでの問題は、時間がない中で作業をせざるをえなかったことにあるからです。ですから、ここであなたは
「時間をどう捻出すればいいだろうか」
「仕事を受けるときに、上司にスケジュールを伝えて納期の相談をできないだろうか」
「ほかの仕事の段取りを変えることで、どんな影響があるだろうか」
など、より現実的な思考になるべきなのです。
仕事においては、こういう考え方が得意な方はたくさんいます。
しかし、なぜか私たちはダイエットとなるとおかしな目標を立ててしまいがちです。
たとえば、
今月は-2kg目標を達成できなかった。来月は-3kg痩せなきゃ
昨日ドカ食いしちゃったけど、今日はサラダだけ食べて10km走ればいいよね…
こんな感じでしょうか。
このように例を挙げられ他人事としてきくと「いやいやいや」と冷静につっこめますが、なぜか自分のダイエットとなると盲目になり、現実的でない目標を掲げがちです。
そしてやっぱり達成できなくて、
もうだめだ…やっぱり私に痩せるなんて無理なんだ
と自己嫌悪に陥り、挫折してしまいます。
この挫折が続くと、自己嫌悪が高まり、自己コントロール能力をどんどん失います。ダイエットに限らず、いいことなしですよね。
では、1日さぼったり、一度の失敗で挫折しないためには、どうすればいいでしょうか?
自分を責めずに受け入れる「セルフ・コンパッション」を身につける
ここで身に着けたいテクニックが、「セルフ・コンパッション」です。
コンパッションは「同情、共感」という意味で、セルフ・コンパッションは「自分を受け入れ、自分にやさしくする」という意味です。
つまり、1日や2日ダイエットをさぼることになったとしても、自分を責めないでください。
いい意味で自分を許し、受け入れてあげることが、習慣を途切れさせないうえでとても大切です。
セルフ・コンパッションにはいろいろなやり方があります。
すべてをここで紹介すると長くなるため、今回は一番シンプルなものだけご紹介しましょう。
大切なのは、
失敗と自分を同化させない
ということです。
ダイエット中なのにお菓子を食べ過ぎてしまったり、運動をさぼってしまったというシチュエーションなら、
ダイエット前は毎日お菓子食べてたもん。たまには誘惑に負けるときだってあるよね
今まで何年も運動不足だったんだもん、ときにはやる気より昔の習慣がでちゃうときだってあるよね
こんなふうに、さぼってしまったことに問題を置くのではなくて、「昔の習慣が出てしまっただけ」と考えましょう。
失敗したこと=自分に問題があると考えず、失敗と自分を切り離すのです。
そうすればむやみやたらと自己嫌悪に陥ることがなくなり、1日や2日習慣を途切れさせても、3日目からまた前向きに取り組めるのです。
【まとめ】「セルフ・コンパッション」で新しいことに挑戦する自分の受け入れ方を身につければ、ちょっとのさぼりも怖くない
習慣はほんのちょっとやそっとで身につきません。
簡単なことであっても3週間、運動習慣のような少し難易度の高いものだと8週間続けてやっと習慣になるというデータもあります。
新しいことに挑戦しているのに、8週間もの間、毎日途切れさせずにいる方が難しいと思いませんか?
1日や2日のさぼりを恐れないでください。
懲りずにまた始めれば、必ずその8週間はやってきます。そうすればこっちのものです。
そもそも、ダイエットしようと決意し行動を起こしたあなたが、たった1日や2日手を休めた程度で罪悪感を感じる必要など一切ありません。
ぜひ「セルフ・コンパッション」を身につけて、前向きなダイエットを続けましょう!