【ダイエット】ジュースをやめられないならシュークリームを食べればOK
この記事のタイトル、なかなか強烈ですよね(笑)
ダイエットにはお菓子もスイーツも全てNGのように思われがちですが、実はけして「甘いもの=悪」ではありません。
そもそも、どうして私たちは甘いものが好きなのかを知っていますか?
実は私たちの脳が甘いもの大好きの困ったちゃんだからなんです。
なぜ脳が甘いものを欲しがるのか、その理由を理解しておけば、
- 正しく甘いものを食べることができる
- 心も体もストレスなくダイエットができる
など、いいことがたくさんあります。
どうしてジュースをやめたいならシュークリームなのか、根拠をしっかりと解説しつつご紹介します!
【結論】甘い飲み物より「シュークリーム+コーヒー」のほうが太らないうえ、脳を満足させることができる
私たちが大好きな甘いジュースは、ちょっとしたお菓子よりもたくさんの砂糖を含んでいます。
たとえば、午後の紅茶のミルクティー。甘くて紅茶の香りもよくて、仕事で疲れているときなんて最高に美味しいですよね。しかし、カロリーや炭水化物量をよくよく見てみるとぎょっとしてしまいます。
▼午後の紅茶ミルクティー(2021/8/16時点調べ)
100ml当たり | 1本(500ml) | |
---|---|---|
カロリー(kcal) | 38 | 190 |
たんぱく質(g) | 0.6 | 3 |
脂質(g) | 1 | 5 |
炭水化物(g) | 7.8 | 39 |
※脂質は100mlあたり0~1gと公表されていました
ダイエット中に飲み物でこれだけのカロリーと糖質を摂取するのは、考えものです。
とはいえ、コンビニなんかで見かけるとついつい手が伸びてしまいますよね。
では、私たちはなぜ甘い飲み物を好んで飲んでしまうのでしょうか。
「セロトニン」のために、甘いものを食べている
実は私たちの脳は甘いものが大好きです。
体内で作られる脳内物質のひとつに、セロトニンがあります。
セロトニンが分泌されると、幸福感に包まれる、心のバランスを平穏に保つ、ストレスをやわらげるなどの効果があります。
疲れたー!イライラするー!というストレス時に必要な物質ということですね
このセロトニンは規則的な生活習慣や十分な栄養で分泌されますが、実は甘いものを食べるだけでセロトニンの量を増やすことができます。
つまり、痩せたい!と強い意志があるのに甘いものを食べたくなる大きな要因は、あなたの体でセロトニン不足が起こっているからなんです。
セロトニンをはじめとした脳内物質のバランスが崩れると、食行動も乱れます。
過剰に甘いものを食べたくなったり、お腹が空いていないのに食欲がわいてしまうのは、あなたの脳のしわざだったのです。
甘い飲み物より甘い固形物
冒頭でお話しした通り、「甘いもの=悪」という単純な話でもありません。
しかし、甘い飲み物については、基本的には悪いものだと思っておきましょう。
甘い飲み物は、実はチョコレートやケーキよりもセロトニンの効果を早く得られます。
これはブドウ糖が液体の状態であるためで、固形物より糖分の吸収が早いことが要因です。
しかし、残念ながらこれは体によくありません。セロトニンの幸せな効果を早く感じられることに脳が依存し、どんどん甘い飲み物がやめられなくなってしまうのです。
甘いものがほしい、すなわちセロトニンによる幸福感を体が求めていると感じたら、ジュースではなく固形物(チョコレート、ケーキなど)を選びましょう。
もちろん、固形物のほうが飲み物より満足感も感じられますし、
また仕事しながら何も考えずジュース飲み切っちゃった…
なんてこともなく、味わって美味しく食べられます。
「シュークリーム+コーヒー」は太りにくいおやつだった
シュークリームといわれると、ダイエット中に食べてはいけないものというイメージがあるかもしれません。
しかし、卵・牛乳・バターを原料としているシュークリームは、砂糖だけでなくたんぱく質と脂質が含まれています。
たんぱく質と脂質がおおい食品は、消化吸収に時間がかかりますから、血糖値の上がり方もゆるやかです。
日本初のダイエット外来の医師として、メディアでも活躍する工藤医師は、シュークリームとブラックコーヒーをセットでいただくことをすすめています。
▼参考書籍
コーヒーにはクロロゲン酸やカフェインが含まれていることから、高血糖になりやすいとされています。
もちろん砂糖を入れては意味がないですが、シュークリームとブラックコーヒーのセットは満足感が高いうえに太りづらいおやつといえます。
肥満は血糖値の急な上昇が原因となるため、コーヒーに限らず、おやつタイムには血糖値の上昇を抑えてくれる飲み物をセットにするのがいいでしょう。
【まとめ】ただ甘いだけでない「正しいおやつの組み合わせ」なら、満足しながらダイエットできる
シュークリームを食べていいといわれると、ビックリされた方もいるかもしれません。
(もちろん食べすぎて痩せることはありませんが…)
しつこいようですが、必ずしも「甘いもの=悪」ではありません。
しかし、甘い飲み物は満足感はそう得られないうえに、依存症になりやすく、ダイエットの大敵です。
甘いものがほしいな~
と思うのは悪いことではなく、疲れていたりストレスを和らげるために脳があなたに感じさせていることかもしれません。
食べるものはしっかりと選びつつ、上手にセロトニンを分泌させて、日々頑張るあなたの体を労わってあげましょう!